避けた方がよい?MS-Japanを評判・口コミも踏まえて徹底分析

今回は、評判・口コミを踏まえたMS-Japanのレビュー解説となります。

結論的にはMS-Japanは、士業従事者はもちろん、管理部門を志望する人にとっても是非登録しておきたいエージェントです。
求人数、実績、業界の精通度など、どれも申し分ないと言えるでしょう。

他方、マイナス部分もないわけではなく、むしろ近年では厳しめのコメントも散見されます。
人によってはそちらの声(本音)を知りたいという方も多いでしょう。

そこでこの記事では、MS-Japanの実情にズバリ迫ってみたいと思います。

この記事の執筆者

・実務経験、通算20年以上
・独立までに大・中・小の3つの事務所に勤務(他に特許事務所経験あり)
・資格:公認会計士・税理士・弁理士
・独立後は会計・特許事務所を運営

目次

MS-Japanの全体的な評判

最初にMS-Japanについての主な評判をまとめておきます。

  • 業界や求人企業を熟知している
  • 求人票ではわからない情報や求人企業のニーズ等を教えてくれる
  • そのため対策がしやすく、かつ求職者のアピールが伝わりやすい
  • 担当者の質にバラつきがある

まず口コミ等を見て全体的に感じたのが求人企業についての精通度の高さでした。

特に求人企業との距離が近ければ、より詳細な情報が行き渡りやすく、求職者にとっても転職のハードルはそれだけ下がります。

他方で、以下のコメントにもあるように、担当者によっては質に疑問符が付くこともあるようです。
加えて相性の問題もあるので、エージェントの選択は一筋縄ではいかないとも言えるでしょう。

筆者も口コミ等を調べていて感じたのですが、担当者の対応に不満を示す声がやや多めに聞かれました(ただしMS-Japanは規模も大きいため、マイナスの評価はどうしても目立ってしまう)。

MS-Japanを他社と比較してみた感想

次に他社との比較を踏まえたうえで、筆者の率直な感想を述べてみたいと思います。

会計業界を得意とする代表的な専門エージェントを並べてみると次のような感じです(メリット等の詳細は後述)。

MS-JapanA社B社
公開求人数約10,000件約4,000件約3,000件
主な年齢層20代~50代20代~40代20代・30代中心
得意分野管理部門・士業公認会計士・税理士公認会計士・税理士

🍀求人数が圧倒的に多い

MS-Japanは公開求人数が充実しているうえ、さらに非公開案件が多数あります。

しかも求人の割合は非公開のものが90%とのこと。

一般的には非公開案件が多いと公開案件は少なかったり(あるいはその逆だったり)するものですが、MS-Japanは公開・非公開ともに大変充実しています。

🍀幅広い年齢層に対応

専門職の世界では比較的幅広い年齢層が活躍しています。
特に税理士業界では有資格者の年齢が高めです。

そうした事情のもと、どうしても気になるのが対応できる年齢層。

一般的にみて転職エージェントの対象年齢は比較的若年層が中心ですが、
MS-Japanは非常に幅広い年齢層に対応していると感じました。

特にミドル以上の方にとっては心強いと言えるでしょう。

🍀士業と管理部門の両方に精通している

士業(専門ファーム)と一般企業とでは業界の性格が異なります。

他方で今日では、例えば専門職(士業)の事業会社への転職は一般的になりつつあります。

そうした状況下、士業の業界と事業会社の両方に精通しているのもMS-Japanの強みといえるでしょう。

士業だけでなく事業会社(管理部門)の取扱案件数も充実しています。

MS-Japanの具体的な口コミ

丁寧に求人を見ることができ、相談や質問にも早めに対応

主なメール・電話でのやり取りは求職者担当アドバイザーとですが、選考が進むと求人企業担当のアドバイザーとも話し、選考企業の雰囲気や選考での印象等を伝えてくれました。
大手や安定企業が多いので、紹介される求人は魅力的なものが多かったです。
他の転職エージェントでは全てに目を通せない程の求人量を一気にメール送信されることもありましたが、MS-Japanではそんなことはなく、丁寧に求人を見ることができます。
相談や質問についても、可能な限り早くに連絡(返信)していただいたと思います。
他の転職エージェントやサイトを利用して選考が進んだら、それを伝えるのは最初は抵抗がありましたが、他のエージェント紹介の選考通過を友人のように喜んでくれたのが非常に嬉しかったです。

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未就業でも温かくサポート!

未就業の自分でも温かく接してくれてPCでの履歴書作成のサポート、自己PR書の作成のサポート、面接練習など沢山サポートして頂いて誠にありがとうございました。ms-japanを利用して優しく頼れる素敵な担当者様に出会えて本当に良かったです。

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初めての転職でも安心

キャリアアドバイザーに相談し、初めての転職に成功 初めての転職で不安な面も多かったのですが、MS-Japanのキャリアアドバイザーに親身になって相談に乗っていただき、安心しました。また、先方の企業情報や働いている方々の人柄まで詳細に情報を伝えていただいたので、入社前のイメージングもしっかりとできました。入社後のフォローも行っていただき、今は徐々に業務にも慣れ、落ち着いて働くことができています。

MS-Japan

求職者の経験を生かして希望の職種へ転職!

業界に熟知したキャリアアドバイザーの存在 MS-Japanのキャリアアドバイザーは税理士・会計士の業界を熟知しており、私をレジュメのみで判断するのではなく、実際に経験してきた業務もしっかりと評価していただき、それを活かすための方策も共に考えて下さいました。また先方の求めている人材像、スキル面についても事前に的確に伝えていただいたので、面談では効果的にアピールすることもできました。今回、希望の職種に転職できたのは、会計業界に特化したMS-Japanに相談したことも勝因だったと考えています。本当にありがとうございました!

MS-Japan

履歴書、面接でのフォローが無かった

履歴書、面接で、どんな点を意識すれば通過しやすくなるのか、フォローありませんでした。ここから紹介されて面接まで行った1社は内定までいきましたが、面接で落ちても何が良くなかったのかなどのフィードバックは、こちらから聞かないとなされないと思います。
結果、対応していたのはスケジュール調整と履歴書の横流しのみ。これで決まれば楽な仕事だと思います。自分が企業側の担当でもそういうエージェントとして積極的にお願いはしたくないなという印象を持ちました。

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担当者からの連絡がこない

自分の場合ですが、面談した時に応募書類を部門ごと(営業事務用・経理事務用みたいな感じ)に用意しましょうってなったんですが、提出したにも関わらず、1度も担当から連絡が来ない。
内容についてもそうだけど、提出したんだから反応くらいしろって感じです。
しかも、求人も全く送られてこないうえに、送ってくる人は毎回違う。
これは会社としてのスタイルなのか、担当がいていないようなもの。
ひどすぎて笑えないし、途中から使おうとも思えなくなりました。

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MS-Japanとはこんなエージェント

MS-Japanの概要

求人件数約10,000件
得意分野管理部門・士業
主な年齢層20代~50代
非公開求人
設立(歴史)1990年
求人件数はMS-JapanのHP・求人検索に基づく(令和5年8月26日現在)

上で紹介したように、MS-Japanは管理部門・士業に詳しく、かつ求人数が豊富なエージェントです。

士業に限らず、管理部門を希望される方には、真っ先に登録しておくべきエージェントと言えるでしょう。

MS-Japanの求人内訳

求人件数の内訳は次の通りです。

求人の内訳
公認会計士968
会計士試験合格者599
監査法人186
税理士1,150
税理士科目合格者971
会計事務所・税理士法人1,319
コンサルティング559
企業経理・財務3,077
金融機関137
未経験OK1,137
MS-JapanのHP・求人検索に基づく(令和6年2月6日現在)

会計士・税理士関連はもちろん、企業経理・財務の求人数も充実しています。

求人数を重視する方には特にオススメと言えるでしょう。

「量より質」などと近年は言われていますが、それは「量」がしっかり確保されてからの話。
求人数の多さは求職者にとっての選択の広さを意味します。

MS-Japanのサービス内容

  • 面談(カウンセリング)
  • 履歴書・職務経歴書等の書類の添削
  • 面接対策・アドバイス
  • 年収交渉や退職のアドバイス・サポート

求人数の多さが強みのMS-Japanですが、個々のサービス内容も他のエージェントに決して引けを取りません。

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MS-Japanのメリット

  • 管理部門・士業を幅広く扱い、求人数も業界最大級
  • 歴史があり、実績も豊富
  • 20代から40代、50代と年齢も幅広く対応可

管理部門・士業を幅広く扱い、求人数も業界最大級

経理・人事・法務といった管理部門(資格でいえば、会計士・税理士・弁護士・社会保険労務士等)を専門に扱っています。

しかも上で紹介した通り、非公開も含め求人が豊富です。

割合的にも90%が非公開案件とのこと。
MS-Japan限定の独占案件も少なくありません。

今日では士業と言えども、活躍の場は専門ファームだけとは限りません。

それこそ事業会社、コンサル会社、金融機関等、様々な領域に転職していく時代です。

そんな中で様々な管理部門に対応できるのは、求職者のキャリアの可能性が広まることを意味しています。

もちろんカウンセラーも各職種ごとに精通しているので安心です。

歴史が長く、実績が豊富

MS-Japanは30年以上の歴史と、2万人以上のサポート実績を誇ります。

こうした実績はノウハウや信頼の蓄積に結びつくのですが、求人企業にとっては安心して人材を集められることを意味します。

結果、信頼強化が求人企業とのパイプの太さにつながり、各種交渉のしやすさや、求職者のアピールのしやすさとなって表れてきます。

やはり歴史が長く実績が豊富であるのは大切なポイントと言えるでしょう。

人材って本当に大切です。
それをエージェントに託すわけですから、そこでの信頼関係は確かなもの(事務所経営をしてみれば分かります)。
でも、この信頼って一朝一夕にできるわけではありません。
やはりそれなりの歴史と実績があるからこそ、「わが社の(人事)のことを熟知しているMS-Japanさんに、ウチにふさわしい人材を紹介してもらおう」
こう思うわけです。

20代から40代、50代と年齢も幅広く対応可

転職は年齢が高くなるにつれてハードルが上がります。

結果として、エージェントが扱う年齢層は20代・30代が中心、といったところが少なくありません。

そんな中で40代、50代以上の年齢層にもしっかり対応してくれるのは、ミドル層以上にとっては心強いものです。

上で述べた豊富な求人数と実績、そして求人企業との信頼があるからこそ、こうした柔軟な対応が可能であると言えます。

実際、リサーチしていて特に気づいたのは、経験豊富な方のポジションが充実していること。
事業会社のマネジメント職やリーダー職は、実は必要な人材が不足していると言われています。

ですので、年齢や資格に関わらず、特に実務経験・マネージメント経験が豊富な方はMS-Japanの登録をオススメします。

MS-Japanのデメリット

  • 未経験者の求人が意外と少ない
  • 担当者の質にバラツキあり
  • 対応エリアが首都圏、関西、東海に偏っている

未経験者の求人が意外と少ない

広い年齢層に対応してくれMS-Japanですが、意外と未経験者の求人が少ないようです。

例えば税理士・科目合格者で未経験を検索してみると、179件ほどとなりました(令和6年2月時点)。

ですので未経験者は、別のエージェントとの併用を検討した方がよいでしょう。

ただし情報収集の意味も含め登録しておいて損はありません。

担当者の質にバラツキあり

上のコメントにもありましたが、どんなエージェントでも必ずと言ってよいほど付いて回る問題です。

「連絡がこない」「急かされた」といったコメントが(残念ながら)MS-Japanでも散見されました。

ただしこうした点はMS-Japanに限ったことではなく、どのエージェントでも付いて回ります。

対応エリアが首都圏、関西、東海に偏っている

これも特化型エージェントにありがちですが、どうしても首都圏、関西、東海エリアに偏りがちです。
具体的な地域別の求人数は以下の通り(参考)。

東京6,324
大阪1,290
愛知890
神奈川491
MS-JapanのHP・求人検索に基づく(令和6年2月6日現在)

MS-Japanをおすすめできる人・できない人

おすすめできる人

  • 会計士・税理士等の有資格者
  • 管理部門で働きたい人
  • 求人数や実績を重視する人
  • 経験豊富なミドル層

MS-Japanは管理部門・士業全般に強いため、これらを希望される全ての方にオススメできるエージェントです。

特に会計士・税理士特化のエージェントは比較的若い年齢層(20代・30代)が中心だったりするのですが、
このエージェントは50代以上にも対応しています。

経験豊富なミドル層も安心して利用できます。

おすすめできない人

  • 管理部門以外を希望する人(営業職など)
  • 地方に就職希望の人
  • 未経験者(特に税理士科目別合格者は注意)

上では広範囲のニーズに応えられるエージェントであると言いましたが、もちろん相対的ながら弱みもあるものです。

注意したいのは、地方を希望される人や未経験者の方について。

これらの方も、絶対に無理、ということではありません。

ただし、希望通りの案件紹介は相対的に難しくなる可能性があります。

ですので(繰り返しにまりますが)MS-Japan一本に絞るのではなく、他のエージェントとの併用をお願いします。

MS-Japanを利用する際の注意点

  • 担当者が合わないときは変更の申し出をする
  • 希望する条件に優先順位をつけておく(100%思い通りになるとは限らない)

担当者が合わないときは変更の申し出をする

担当アドバイザーも人間である以上、どうしても相性が合う・合わないの問題は避けて通れません。

例えば、担当者の厳しめのアドバイスが、ある人にはプラスに思えても、別の人にとっては不快に感じられる、ということはよくあることです。

実務経験があり、それなりに価値観が出来上がっている大人なら尚更です。

なので、特に納得いかない場合は遠慮なく担当者の変更を申し出ましょう。

希望する条件に優先順位をつけておく(100%思い通りになるとは限らない)

エージェントが求職者のリクエストだけを優先することはあり得ません。

つまり希望がすべて叶う保証はないということです。

そこで大切なのが優先順位をつけておくこと。

特に絶対に譲れない条件を事前に明確にしておき、その旨をエージェントに伝えておくことは大切です

登録は無料でたったの1分!

MS-Japanと併用すべき他のエージェント

併用すべきオススメの他のエージェントを紹介しておきます。
※各エージェントのプロモーションを含みます。

スクロールできます
ヒュープロジャスネットキャリアレックスアドバイザーズマイナビ会計士マイナビ税理士
得意分野会計事務所
税理士法人
公認会計士
税理士
公認会計士
税理士
公認会計士税理士
科目合格者
主な年齢層25歳~50歳20代・30代20代~40代20代・30代20代・30代
設立(歴史)20151996年2002年1973年1973年
※各エージェントのプロモーションを含みます。

公認会計士・同試験合格者の方はこの中から、ジャスネットキャリア・レックスアドバイザーズ・マイナビ会計士を合わせた合計4社(もしくは3社選択のうえで)の併用をオススメします。

他方、税理士・科目別合格者の方は、ヒュープロ・ジャスネットキャリア・レックスアドバイザーズ・マイナビ税理士を合わせた中から3~4社を選択のうえ併用するとよいでしょう(特にヒュープロはオススメです)。

MS-Japanへの登録から内定・入社までの流れ

STEP
会員登録

登録は実にシンプル。1分で完了します。
もちろん無料です。

STEP
面談・カウンセリング

電話等のリモートも可能です(※)
ここでできる限り希望条件を伝えておきます。

STEP
求人紹介・応募

非公開の求人も含めて、求人紹介があります(特にMS-Japanは非公開求人が充実しています)。
また、具体的に応募する前に、履歴書や職務経歴書の添削を受けます。

STEP
面接

事前に面接対策をしてくれます。
特にMS-Japanの面接アドバイスは定評があるので、有効活用しましょう。

STEP
内定・入社

いよいよ転職活動の最終段階です。
内定後のフォローもMS-Japanなら万全!正式入社の前に条件面の確認から年収交渉、さらには退職アドバイスまでしていただけます。

(※)この中で一番大切なのは面談(カウンセリング)です。

この1時間余りの時間で(少なくともこのエージェントでは)大まかな方向性が決まってしまいます。
それこそ(膨大な選択肢からの)提案はもとより、各種アドバイスまでをも左右します。

もちろん気負う必要は全くなく、あくまで自然体で構いません。
正直にこれまでの経歴や希望を伝えればよいのです。

ですので、できるだけ対面で面談をするのがオススメです。

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【Q&A】MS-Japanに関してよくある質問

MS-Japanは業界未経験でも利用できますか?

はい。業界未経験の方も利用可能です。
異業種から管理部署への転職を考えている方は、ぜひMS-Japanの活用を検討してみてください。
ただし件数が比較的少なめですので、複数エージェントの併用をオススメします。

利用にあたり最後まで無料ですか?

はい。登録から内定・入社まで完全無料であり、求職者が料金を負担することはありません。
MS-Japanも含めて転職エージェントは、採用企業側から報酬を頂くことになっています。

退会するにはどうすればよい?

マイページにログイン後、退会手続きをしてください。手続自体は簡単です。
ただし選考中の案件がある場合は、必ず担当者に連絡を入れておきましょう。

紹介された案件は必ず応募しないといけないの?

そんなことはありません。自分が希望しなければはっきり辞退しましょう。
また、内定がでても、必ず入社しなければいけないわけではありません。

無理に転職を勧められないか心配

無理に転職を勧められたり入社を強いられることはありません。
転職の相談だけもOKなので、迷っているのであれば、まずは気軽に無料登録してみましょう。

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