皆様こんにちは。
今回は資格の大原の公認会計士講座についてです。
皆様は資格の大原について、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
表向きのデータだけ見ると、他のスクール等に押され気味のようにも思える人もいるかもしれません。
確かにそれほど派手さは見られず、ネットでも大原出身の会計士のブログ記事は多くはないです。
そのような状況下にあって、筆者がメインの予備校として活用していたのが、この資格の大原。
いわゆるダブルスクール族でしたが、実際には大学ではなく、大原で学生の時間の殆どを過ごしたものです。
そんな筆者が自分の受講体験および評判を踏まえ、資格の大原の公認会計士講座について皆様にその実態をお伝えできたらと思います。
資格の大原の公認会計士講座:評判まとめ
ズバリ!大原会計士講座ってこんな感じ
最初に大原会計士講座に関する評判及び筆者の感想をまとめておきます。
- 講師の質が格段に高く、かつ丁寧・親切(ただし非合格者の講師もいる)
- 教材・テキストが本格的で、これまたクオリティーが高い
- カリキュラムはハード(特に答練等のアウトプット)
- フォロー・質問体制も業界トップレベルの手厚さ・面倒見の良さ
- 通信講座も充実
- 受講料は高い
この中でも筆者の経験上、特にアピールしておきたいのが講師の質と質問体制、そして答練(アウトプット)の充実ぶりです。
会計士関係の予備校としては比較的地味ではありますが、歴史や伝統、そして長年の実績に裏付けられたメソッドやノウハウが蓄積されています。
受講料はかなり高い
皆様が最も気にされる受講料についてですが、初学者コースの例ですと、次のような感じになります。
通学 | Webライブ | Web通信 | |
---|---|---|---|
2年初学者コース | 780,000(教室) | 780,000 | 760,000 |
1.5年ロング初学者コース | 770,000(教室) | 770,000 | 750,000 |
1年初学者コース | 740,000(映像) | ー | 720,000 |
以上に対して、経験者を念頭にした、上級フルパックコース<コンパクトに総復習したい人向け>は、507,000円(教室通学で短答受験者を対象)などとなっています。
注:基礎からしっかり復習できるコースもありますが、料金的には初学者コースとあまり変わりません。
🍀<参考>他校の受講料金との比較
初学者コース | 経験者コース | |
---|---|---|
TAC | 80万~90万 | 40万~50万 |
CPA会計学院 | 70万~90万 | 30万~50万 |
大原 | 約80万 | 30万~50万 |
クレアール | 50万~70万 | 20万~50万 |
LEC | 約30万~ | 20万~40万 |
ご覧の通り、他校と比較してみても、大原の受講料は決して安いとは言えません。
(LECを除き)特に初学者コースはかなりの高額になってきます。
注意すべきは、経験者コースもそれなりに費用がかかること。
多くの受験生が複数回の受験を経て合格していることを考慮すると、経済的にはかなり大変ということが分かります。
ですので、ぜひ一発合格を目指して頑張りたいところです。
この点、大原では一発合格にこだわった初学者向けカリキュラムを万全の体制で用意しています。
合格実績
近年の大原生合格者数の推移が次です。
2023年 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | |
---|---|---|---|---|
大原生合格者数 | 308 | 334 | 397 | 399 |
社会人講座 | 277 | 299 | 360 | 345 |
専門課程 | 31 | 35 | 37 | 54 |
合格者のデータ自体はやや減少傾向にあるものの、安定的に合格者を輩出しています。
他方、表面的な数字だけ見ると、(その減少傾向から)大原ってヤバくない?、などと感じる人もいるでしょう。
ですが、決してそんなことはなく、結論としてはむしろ大変おすすめです!
次の項からはその背景・理由を詳述していきたいと思います。
<コラム>大原との出会いは洗礼でスタート:
筆者が会計士受験を決意して初めて大原を訪れた時のことです。時間は朝の7時半ごろ。
水道橋の校舎はどの階もシーンと静まり返っています。
「なぁんだ、まだ誰も来ていないのか」と思ってそっと入り口のドアを開けて中を覗いてみると…
300人ほど収容できる大教室が答練受講生でビッシリ。皆、黙々と電卓を叩いているのです。
他方、合格できるのはこの中の一握り。
あの緊張感と言ったら半端ではなく、大学受験の時とは比較になりません。
この雰囲気の中で自分を鍛え上げていかなくてはならないのだ、と身が引き締まったのを覚えています。
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資格の大原の公認会計士講座はユニーク!
講師
大原の講義や講師については、目立つところや華やかさはあまり見受けられません。
広告宣伝も比較的控えめと言えるでしょう。
筆者も様々な予備校・スクールの講師たちを見てきましたが、大原の講師に関する限り、愚直というのが正直な感想です。
確かに今日、予備校業界では(会計士受験に限らず)講師のタレント化が顕著です。
教え方の上手さはもちろんですが、そのキャラクター(を前面に出して人気をとること)も大切な要素になってきます。
対して大原の講師陣はあくまで縁の下の力持ち。
(タレント性の発揮よりも)いかにわかりやすく教えていくか、そしていかに受験生に寄り添ってサポートしていくか、ただそれだけに徹していると感じました。
また特に注目したいのが講師の常勤率です。
他校では、実務の傍ら非常勤で講師をしている方が多いのですが、大原では130人中、120人が常勤とのこと。
率にして約92.3%となります。
こうした特徴は以下でご紹介するテキストや答練、さらには質問体制などにも表れています。
例えば、他校では教材作成スタッフがテキストや模試を作成していたりしますが、大原では講師陣がこれらを責任もって作成・編集しています。
責任編集しているだけあって、テキスト関連の質問への対応が素早く的確です(教材作成と講師が分断していると必ずしもこうはいかないものです)。
良し悪しは別として、例えばCPA会計学院やTACなどは人気講師を前面に出して受験生にアピールしています。
教授法も講師によって違っていたりします。
これに対して大原では、個々のキャラというより大原の講師陣として取り組んでいます。
必然的に教授法はオーソドックスであり、万人向け。
向き不向きは他校ほど生じないのでは、と思います。
また、CPAやTACは講師の数が多く、自分に合った講師を選びやすいと言えるでしょう。
対して大原は少数精鋭の体制で臨んでいる、といったところです。
🍀優れた講師、残念な講師:
自分が理解していること(当然だと思っていること)をわかりやすく、かつやさしい言葉で他者に説明することは、易しいようで実は大変難しいことです。
大原の講師は、これがとにかく得意だったように記憶しています。
図解はもちろん日常的な言葉を使ってくれるので、学習内容をイメージしやすかったです。
そのためレクチャーは飽きることがありませんし、時間もあっという間に過ぎて行きます。
他方、レジュメの棒読みや板書をまとめるだけの、残念な講師も受験界には存在しますが、
大原ではこうした講師はあまり見かけなかったように思います。まさに少数精鋭の講師陣でした。
テキスト・教材
- COMPASS(オリジナルテキスト)
- 肢別チェック(短答合格ツール)
- ポケットコンパス(論文合格ツール)
※教材はデジタル化されており、スマホ等で視聴可
「COMPASS」は大原のメイン教材になります。
予備校の中でここまで本格的なオリジナルテキストを提供しているところはありません。
常勤講師が合格に必要な情報を厳選して作成しているのです(実際、このテキストだけで他に手を広げる必要はないでしょう)。
もちろん最新の出題傾向を踏まえたつくりになっています。
また(科目にもよりますが)辞書的に活用することもでき、使い勝手も大変良いです。
一般的に教材作成スタッフによるレジュメが多い中、「COMPASS」は大原講師陣の英知の集大成となっています。
「COMPASS」の使い方の注意点:
この「COMASS」は大変良くできているため、中には自分でノートにまとめ直す人がいます。
勉強した気分になるのですが、絶対にやらないこと!時間の無駄です。
あくまで授業内容の補足や理解のために活用していきましょう。
「肢別チェック」は、短答式試験にて出題される4科目について、知識を網羅的に整理・記憶し、素早く正確に正誤解答できることを目的としています。
「ポケットコンパス」では用語などがコンパクトにまとめられていますが、これがまた使い勝手が良く好評です。
大原と対照的な教材が、(非常識合格法を提唱している)クレアールのテキストです。
こちらは必要最小限に絞り、コンパクトにまとめた仕上がりになっています。効率重視の方には向いているでしょう。
TACも、どちらかというとコンパクトに集約されており、かつ重要度に応じてランク付けがされていたりします。
CPA会計学院の教材は、重要度のランク付けのほか、図表をふんだんに活用しており、ビジュアル的な側面を重視していました。
フォロー・質問体制
大原では常勤講師が担任制でサポートしています。
質問なども、スタッフではなく講師が直接対応しています。
しかも講師の常勤体制のおかげで、事実上、常時、質問や相談が可能となっています。
もちろん(来校のうえ)直接質問できるほか、電話、Zoom、メールなどでも応じてくれます。
近年では、質問・フォロー体制ではチューターと呼ばれるスタッフが対応することが多いです(例えばTACなどは合格者チューターが担当している)。
これに対して大原では講座を担当する講師が直接対応してくれます。
しかも常駐というのが本当にありがたい!
講師不在の場合、疑問点や不明点がそのまま放置されがちですが、大原では即座に解決することができます。
また、どの予備校も手厚いフォローをうたっていますが、その手厚さや親切さは大原では別格と言えるでしょう。
特にフォローが必要な場面とは、受験生が悩んでいるときや、困っているとき。
その対応力が違います。
例えば答練のフォロー。
筆者は論文が苦手で、悲惨な点数の答案が度々返却されたのですが、
自分一人だと、イマイチどこがどう悪く、またどのように改善したらよいのかピンときませんでした。
そんな時は講師室の門を叩き、一緒に答案を読んでいただいたものです。
こうしたマンツーマンの指導を何十回と受けたのですが、これが爆発的な威力を発揮。
もちろん嫌な顔をされたことは皆無で、時間の許す限り(時には自分の食事を早めに済ませて)応じてくれたのでした。
通信講座
大原の通信講座には、大きく分けて
- web通信
- webライブ
- DVD通信
の3つがあります。
今日ではオンラインを通じたwebが主流となりつつありますが、通信環境に左右されない媒体(DVD)を用いるコースもあります。
特にwebライブはリアルタイム受講のため、講義後に講師に直接質問することもできます。
ライブ受講が難しい場合は、あとで都合のよい時間帯に映像補講を視聴することもできます。
また、映像授業は100分ほどに収められているとともに、項目別にチャプター化されています。
それぞれ10分程度にまとめられているため、スキマ時間を活用して繰り返し効率よく学習できるようになっているのが特徴です。
一般の生講義ですと、板書等により時間が長くなりがちですが(通常180分)、デジタルコンテンツでは大幅に時間が短縮されています。
これらにより、短時間多回転の学習が可能となります。
なおデジタル教材には「マーカー機能」「メモ機能」も搭載。
(ペーパー教材と同様に)スマホ等でも自由自在に活用していくことができます。
大原というと(他校に比べ)アナログのイメージを持たれる人もいると思いますが、デジタルコンテンツの充実ぶりは他校に引けを取ることはありません。
むしろ、講義時間の短縮や学習項目のチャプター化などは一歩先を行っていると言ってよいでしょう。
資格の大原ではアウトプット(答練)もスゴイ
- ステップ演習(財務会計論、管理会計論、租税法)
- 短答実力養成演習(財務会計論、管理会計論、企業法)
- 短答直対演習、論文基礎・応用・直対演習
- 計算猛特訓、短答計算猛特訓(2~3日間の集中演習)
大原の特徴をいろいろと紹介してきましたが、それらとは別に特に強みを発揮しているのが、いわゆる答練や模試などのアウトプット(演習)です。
ご存じの通り、皆さんの目標は一発勝負の本試験に合格することです。
予備校で勉強すること自体がゴールではありません。
本番で実力を発揮できなければ、いくら普段頑張って勉強しても意味がないのです。
ですので、受験勉強の本番はアウトプットにある、と言っても過言ではありません(特に計算分野)。
この点に関して大原ではステップ演習をはじめ、多くのアウトプット(実戦訓練)の機会があります。
そのステップ演習では、その名の通り、徐々にレベルが上がっていきます。
特に初心者は答練のスケジュールに合わせて学習していく(答練をペースメーカーとして活用していく)とよいでしょう。
ただしボリュームが半端でないため、中途半端の覚悟では挫折してしまうかも。
中には(答練を受けず)問題と解答だけもらって後は自宅で…などという人がいますが、アウトプットとしての訓練になりません(楽ではありますが、答練から逃げると合格は遠のきます)。
受験勉強の中で最も苦しくツライ段階ですが、大原の(講師陣と並ぶもう一つの)真髄がアウトプットです!
予備校の中でも、大原のアウトプットの機会はダントツに多いです。
コースによっては計算科目で100回近くあり、他校を大幅に上回ります。
特に計算は時間をかけてコンスタントに積み上げていくことが実力向上のポイント。
この点、他校の追随を許しません。
筆者もステップ演習や直対演習を受けましたが、それこそ「わんこそば」のように次から次へとやってきます。それこそ毎日テスト、テスト…です。
少しでもサボろうものなら、あっという間にレジュメの山に。
また、直対演習のレベルは本試験さながらか、もしくはそれ以上の難易度の出題でした。
少し難し過ぎないか、と思ったりもしたのですが、本試験に難問はつきもの。
大原の答練を通じて(そこにハマることなく)どんな出題がされても何とか勝ち残る術を体得できました。
(少し悪い言い方をすれば)受験マシーンの完成とも言えます。
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資格の大原の公認会計士講座がおすすめの人
大原の特徴や強みに鑑みると、大原がオススメの人とは、主として次のようになってきます。
- 講師の実質にこだわる方
- 手厚いフォロー・質問体制を期待する方
- 答練などのアウトプットをしっかり積みたい方
- 一発合格を狙う方
特に、講師、フォロー体制、答練の充実度、の3点すべてを希望条件とされる場合は、事実上、大原一択と言えます。
他校を検討した方がよい人
大原のデメリットになり得るマター
- 受講料が高い
- 非会計士(非合格者)講師の存在
評判の中で共通して挙がってくるデメリットです。
一番目の受講料が高いのは、設備や人件費等のコストが関係してきます。
また、非会計士(非合格者)講師についてですが、
最低限の質を客観的に確認できていない、との懸念を持つ人もいるかもしれません。
筆者が感じた、その他のデメリット(参考)
必ずしもデメリットとは言えないのですが、参考までにコメントしておきます。
例えば次のようなものでした。
- 直前期の答練や模試に難し過ぎるものがあった
- 素晴らしい実務家講師がいたが、常駐しておらず、直接質問できなかった
- 教室での席取り合戦が酷過ぎた(特に人気講師のレクチャー)
😢まず答練について。
上でも触れましたが、大原のアウトプットは後半から終盤にかけて相当の難易度になってきます。
おそらくレベルは受験界で最も高いのではないでしょうか。
小手先のテクニックでは全く歯が立ちませんでした。
😢次は講師についてです。
筆者が受験生の頃は、大学講師や大学院生(博士課程)などの非常勤講師が在職していました。
また、実務家講師もいたのですが、当然のことながら常駐していません。
もっとも、これは半ば仕方がないことだと思っています。
😢あともう一つ。
教室での席取りが大変でした。
一人で幾つもの席を(他の受験仲間のために)取り合っていたのですが、実に酷かったですね(ちなみに入学時期によって受験グループの縄張りらしきものができていた)。
大原とは直接関係ない事項ですが…今はどうなんでしょうか。
他校を検討した方がよい人とは
- 受講料金を安く抑えたい方
- 講師が会計士試験に合格していることを重視する方
- 大原の講座ボリュームについていく自信のない方
上でも紹介しましたが、大原はTACやCPA会計学院と並んで料金は高めとなります。
これに対して経済的な事情から厳しいという方もいるでしょう。
そうした方にオススメなのがLECとクレアールです。
特にLECは格安の料金体系で講座を提供しています。
ただしベストなのは、とにかく早く合格することです(できれば一発合格!)。
合格してしまえば、すぐに元を取ることができます!!
また大原の講座ボリュームについていく自信のない方は、例えばクレアールがオススメ。
非常識合格法によって効率よい通信コースを提供しています(テキストも非常にコンパクトなつくりになっています)。
なお、非会計士講師については次に解説します。
デメリットなの?非会計士(非合格者)講師について
大原でしばしばデメリットに挙がってくるのが、この非会計士(非合格者)講師です。
ここではこの点が本当にデメリットと言えるのか、少し言及しておきます。
(私見になりますが)結論は、基本的に問題ない、ということ。
筆者も非会計士の講師の方にお世話になりましたが、講師としての質と試験合格とはあまり関係はない、というのが正直な感想です。
(裏方の教材作成スタッフやチューターは別として)フロントで教える講師はメッチャ優秀で基本的に大ハズレはないと言えます。
特に、現在、講師業は競争が激しく、生き残るのは結構大変です。
ヤバイ講師はすぐに受講生が離れ(というよりSNS等で情報が拡散され)あっという間に仕事を干されてしまうでしょう。
もっと言ってしまえば、例えば企業法や税法などは会計士試験合格程度では心もとない、ということ。
監査論についても実務をやっていない場合は同様です。
この点については司法試験や税理士試験を経ている人、或いは比較的若手の学識経験者の方が信頼できる質を維持しています(監査論は主査以上の実務経験者など)。
なお(会計士試験経験者でなくとも)受験に不要な、マニアックな領域に立ち入ることはないので、問題ありません。
ちなみに筆者がお世話になった講師の約半分ほどは非会計士講師でした。
彼らは主に元ベテラン受験生、オーバードクターなど。
知識面、教え方、そして情熱という点で、下手な合格者より遥かに優秀な方々でした!
強いて筆者が気になったことと言えば、答練の問題が難しくなったり(ただし奇問とかではなく、よく練られた難しめの問題)、採点評価が辛めになったりすることでしょうか。
合格者講師にこだわるなら、TACやCPA会計学院がオススメ。講師は基本的に合格者が担います。
これに対して大原では合格者講師の割合は相対的に少なくなります。
大原の会計士講座はできれば通学がおすすめ
大原にも便利な通信講座が設置されていますが、できれば通学コースがオススメです。
主な理由は以下の通り。
- 臨場感あふれる講義を生で受けられる
- 受験仲間ができやすい
- アウトプット(答練)で緊張感のある実戦訓練ができる
- 全国で40か所以上の校舎を展開
人にもよりますが、通信講座の場合、相当の覚悟及び自主性がないと、挫折するリスクがでてきます。
確かにオンライン環境で学習しやすくなってきていますが、一人自宅学習となると結構難しいもの。
コロナ禍の頃、あちこちの教育機関でオンライン学習が導入されましたが、その効果については周知の通りです。
会計士も同様で、
家に閉じこもって独り電卓叩いて…いかがでしょうか。
また特に懸念されるのがアウトプット(答練)です。
やはり自宅受験と緊張感あふれる会場受験とでは雲泥の差があります。
中には、テキスト等を見てしまったり、時間に甘くなったり等、リラックスムード(?)で取り組んでしまう人もいたりして。
これでは問題と解答を受け取って、自宅で解くやり方と実質変わりなく、実戦訓練に殆どなりません(特に計算科目)。
大原の受講料が高いのは、通学用の設備(校舎)とそこで展開される生講義、常駐する講師陣に起因しています。
であるとすれば、これらをフル活用する手はない!
会計士関連の予備校の中ではわが国最大の校舎数を誇っていますので、社会人の方以外は通学コースをぜひオススメします!
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他校との併用について
近年は通信講座をはじめ、コスパの良い講座やスクールが増えてきました。
価格の安いところは特に魅力的に映るでしょう。
他方で、他校の講座ではアウトプットを中心にやや心細いところもあったりします。
この点、大原では上でも述べた通り、提供されるカリキュラムで基本的に十分です。
むしろ、あちらこちらの予備校のレジュメや答練を集めるようなことは避けるべきです。
ただし、ひとつだけ例外があります。
それが直前の模擬試験です。
実際、大原とはいえ、答練等に特有の傾向がないわけではありません。
筆者が再三言っていることですが、自分が所属している予備校の問題ばかりを解いていると、予備校慣れの問題が生じてくる可能性があります。
簡単に言えば、予備校の答練や模試はできるのだが(上位に行くのだが)、本試験では失敗してしまうこと~ベテラン受験生に多い~です。
ですので直前期は(武者修行・他流試合も兼ねて)TACなどの他校の直前模試を2~3本受験してみるとよいでしょう(ただし問題と解答を集めるのではなく、会場受験をすること)。
最後になりましたが、皆様の一日でも早い会計士試験合格をお祈りしております。
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