会計業界への転職を考えている方にとって、ブラック会計事務所の存在は大きな懸案事項と言えるでしょう。
例えば、
- 税理士を目指したいが、入所した事務所がブラックだったらどうしよう
- ブラック事務所の特徴ってどんな感じ?
- ブラック事務所にハマらないためにはどうすればいい?見分け方は?
など。
筆者も業界入りした頃は他人ごとではありませんでした。
当時、大変な就職難であったこともあり、それこそBIG4から個人の零細事務所まで、本当にいろいろと訪問しました。
独立するまでの転職も含めて、訪問事務所数はのべ50社は下りません。
そうした中で、嫌でも目に付いたのがいわゆるブラック事務所の存在。
そこでこの記事では自身の経験も踏まえブラック会計事務所の特徴について、ズバリその実態に迫ってみたいと思います。
併せて、その見分け方や注意点などにも言及しますのでぜひ参考にしてみてください。
・実務経験、通算20年以上
・独立までに大・中・小の3つの事務所に勤務(他に特許事務所経験あり)
・資格:税理士・公認会計士・弁理士
・訪問した事務所は50社以上(リクルート関連を含む)
・独立後は会計・特許事務所を運営
ブラック会計事務所の特徴とその見分け方
早速、具体的なブラック会計事務所の特徴と、その見分けるポイントについて解説していきましょう。
同時にブラック度という指標も示しておきます(★の数が多くなるほどブラックの度合いが濃くなります)。
仕事量が異常に多い
ブラック度:★★★★★
- 繁忙期以外の夜の時間帯(例えば9、10時以降)でも、事務所が不夜城化していないか
- 営業ノルマ達成状況のグラフのようなものが事務所に掲げられていないか
- 予備校や大学院に通うことを認めてもらえるか
会計事務所は、2月から5月にかけて確定申告や3月決算のため繁忙期となります。
他方、これ以外の時期、例えば夏期は比較的余裕がでてくる頃と言えるでしょう。
にもかかわらず、こうした時期も含めて年中多忙な事務所は要注意です。
確かに資産税を専門に手掛ける事務所は年中多忙になりがちですし、一般的な事務所でも大型の相続の案件が突然舞い込むこともあったりします。
ですが、これらについて未経験者がいきなり関与することは通常ありません。
むしろ、よく耳にするケースとしては事務所の営業に駆り出されること。
顧客の開拓はもとより保険商品や金融商品のノルマを課すところもあるようです。
金融機関とのギブアンドテイクで顧客を紹介してもらうことがありますが、営業をやるとなると、税理士試験の勉強どころではなくなってきます。
事実、事務所によっては「税理士試験の勉強をしている人は採用しない」あるいは「勉強への配慮は一切しない」と明言していたりします。
給与が低過ぎる
ブラック度:★★★☆☆
- 事務所HP等で、税理士報酬につき過剰に安さを売りにしていないか
- 事務所が過度に豪華だったり、所長が高級外車を乗り回しているいないか(本来従業員に回すべき分が余計な経費に回っている?)
新人や未経験のうちは仕方がないのですが、経験を積んでも給与が仕事のパフォーマンスに比例しない事務所があります(注:未経験かつ無資格の場合、年収は350万円ほど)。
特に記帳代行や給与計算ばかりですと、どうしても効率の悪い業務になりがちです。
他方で、これらは顧客に大きな付加価値を与えられず、労力の割には給与が上がらなかったりします。
結局、給与も顧問料や税理士報酬から払われるのですが、特に低価格(薄利多売)を売りにしている事務所ではその傾向が強いと言えるでしょう(参考:給与は売上げの3分の1位と言われるが、実際は更に低いと思われる)。
ちなみに、「第6回税理士実態調査報告書」によると、補助税理士の平均年収は597万円とのこと。
また、筆者が求人サイトを通じて独自調査したところ、次のようなデータが拾えました(求人企業は一般的な会計事務所)。
提示された年収範囲の平均 | 379万~643万円 |
上記範囲の中間 | 511万円 |
最安値 | 300万円 |
最高値 | 1,000万円 |
サンプル件数 | 43件 |
放置されたまま~盗んで覚えろ?~
ブラック度:★★★★☆
- 面接で指導体制について質問してみて、所長が「自分で覚えろ」や「甘えるな」的な発言をしていないか
ブラック事務所によっては、全く指導や教育がなされなかったりします(所長が高齢者のために教えるのが面倒だったり、殆ど所長不在のところすらある)。
確かに、専門家になるためには常に自分で積極的に調べたり、勉強することが求められます。
それは新人でも同じことなのですが、最低限の指導体制やチェック体制は必要不可欠です。
これが欠如していると、自身が成長しないばかりか、最悪、顧客に迷惑をかけてしまうこともあり得ます。
税理士試験の勉強だけでは実務は習得できないのです。
監査法人出身者の会計士税理士の中には、(税務の修行を経ないで)独立した人が少なくありません。
そういう人の中には、「(俺はできたのに)君はいちいち言われないとできないの?」などという人がいますのでご注意を!
事務所内の人間関係に問題あり
ブラック度:★★★★★
- 面接で従業員スタッフの様子を観察してみる(特に年配の女性スタッフに注意)
新人の頃は、実務は分からないことだらけです。
調べても勉強しても、次から次へと問題が生じてきますし、顧客からも容赦なく様々な問い合わせがきます。
他方で、事務所の人間関係が悪いと、ちょっとしたことを尋ねたり、相談したりすることも躊躇してしまうもの。
ですが、ここでしっかり確認しておかないと、後々、上と同様、大きなトラブルにつながりかねません。
もちろん人間関係はメンタル面にも大きく影響するため、その悪化はワークライフ自体をダメにしてしまいます(最悪の場合、休職なんてことも…)。
あと厄介なのが、いわゆるお局さんや所長の奥様の事務所経営への介入(実際、奥様を事務所の専従者にすることが多い)。
金銭面から人事のことまで、うるさく口出ししてきます。
内助の功であるうちは良いのですが、度が過ぎると、番頭をはじめスタッフが本当に振り回されます。
一例ですが、奥様らしき人が面接の際、お茶を出すついでに自分の好みの人かチェックしに来たりします。
嫌われて面接に落ちればよい方で、逆に気に入られて入社してしまうと後がきついかもしれないですね。
質の悪いクライアントが多い
ブラック度:★★★★☆
- 従業員スタッフに仕事の苦労などを聞いてみる
- その際「楽な仕事などないゾ」のような(ネガティブな)言葉や愚痴ばかりが並ばないか
クライアントの質は、本当に事務所によって幅があります。
報酬の払い具合も含め、このクライアントの質も結構、ブラックかホワイトかを左右します。
協力的で報酬払いの良いクライアントは、事務所の生産性・効率性を上げてくれますが、逆の場合はブラック濃厚です。
また類は友を呼ぶではないですが、ブラック事務所(の所長)にはブラックな顧客が集まりがちです。
具体的な問題点としては
- 税務とは関係ない無理難題を要求してくる
- 脱税まがいの要求をしてくる
- 税務について顧客側の一方的な屁理屈を持ち出してくる
- 事務所に非協力的、時間や約束事を守らない
など。
いずれにしても、質の悪いクライアントが多いと、生産性の低い業務(雑務)は増える一方、給与は上がりません。
最悪、担当スタッフは殆どクレーム対応に追われる…なんてことも。
さっさと他所の事務所に移ってくれればよいのに、他に安く引き受けてくれるところがないので、そうもいかないのです。
電話がかかってくるたびにゾッとしますね。
所長が感情的になりやすい
ブラック度:★★★★★
- 従業員スタッフに所長の印象をそれとなく聞いてみる
- その際、所長の顔色を窺っている様子がないか(おどおどしていないか)
個人事務所の所長が、所内で感情的な振る舞いをすることは決して珍しいことではありません。
おそらく一般企業よりはるかに多いと言ってもよいでしょう。
要するに事務所は自分の所有物なのです。
これが酷かったり常態化していれば、最悪、業務に支障がでてしまい、それがまた所長の逆鱗に触れる、なんて悪循環に陥ることも。
こういう事務所に限ってまともな指導体制がなかったりしますが、
所長本人は感情的に怒鳴りつけたり、罵倒したりすることが教育指導だと思い込んでいたりするのです。
また、仮にそこまでいかなくても所長との関係や相性が悪化した場合も同様です。
何かにつけて、気に障ってくるようで、やはり嫌味や感情的な叱責に至ってしまいます。
それこそ「所長の俺をオカシクさせるオマエが悪い!ここは俺の事務所だゾ!」と言わんばかりです。
ちなみに一度こういう状態になってしまったら(所長に睨まれたら)、元に戻るのは非常に困難です。
離職率が極端に高い
ブラック度★★★★☆
- エージェントに離職状況を聞いてみる(特に中小事務所)
- 離職率が高く、かつ常時、求人をだしていないか
- 事務所HPでスタッフの紹介やスタッフブログがあれば、定着率は良さそう
離職率を明示している事務所はそれほど多くはありませんが、
一般論的に言えば、低ければホワイト寄り、高ければブラック寄り、ということになりそうです。
ただし、注意したのは大手と中小零細事務所では事情が違うということ。
特に大手事務所や特殊な案件を扱っている事務所は離職率が非常に高いと言えます。
規模が大きいところの中には、1~2年で過半数以上のメンバーが入れ替わるところもあるようです。
税理士の中には、大手事務所等で1~2年間、集中的に専門分野を(例えば資産税などを)経験しよう、と考える人が少なくありません。
キャリアの一環、あるいは実務を経験する(勉強の)場、と捉えているのです。
注意すべきは、そうした大手事務所等ではなく、中小零細事務所の離職率です。
確かに実務能力の高い人は転職したり独立したりするので、一般の企業より離職率は高くなるものです。
ですが居心地がよく、待遇のよい事務所には人は残るもの(事務所HPでスタッフが紹介されていたりする)。
結果として、ホワイト事務所が慢性的に人不足で悩まされることは通常あり得ません。
これに対して、ブラック事務所は慢性的に人手不足になりがちなので、常に求人を出している傾向があります。
事務所のマンパワーが安定しないのですね。
ですので、離職率が極端に高く、常時、求人を出している事務所は注意が必要と言えるでしょう。
「成長」という言葉のワナ
ブラック度:★★★☆☆
- 「1年で他の事務所の倍の経験ができる」などとうたっていないか
- 所長がブラック事務所経験者で、従業員に対しても同レベルのものを要求していないか
- 事務所の指導方針が、いわゆるスパルタ式になっていないか
「成長」という宣伝文句は多くの人がポジティブに捉え、しかも自分もう「そうなりたい!」と思わせるスーパートラップワードです。
具体的には次のような内容がついてくるでしょう。
- 他の事務所に比べ、ウチでは1年で3倍の経験ができる
- ウチが務まればどこへ行っても通用する
- ウチは他所の事務所の「いいとこ取り」をしている
確かに、成長するには、多少の負荷はかかってくるもの。そのため、ある程度、ブラックの香り(?)はしてくるかもしれません。
でも、それが各人のキャパを遥かに超えてしまったり、尋常でないレベルを要求されるのは考えものです。
特に所長がそのようなブラック事務所経験者の場合、それが普通になってしまうこともあり得ます。
「自分(所長)と同様に所員にも多くを求める!」と宣言する人もいるくらいですから。
「アットホーム」の落とし穴
ブラック度:★★☆☆☆
- 面接の際に、所長の口から「助け合い」「同じ釜の飯を食う」「運命共同体(?)」「恩義」といった、互いの結びつきを強調する言葉がやたらでてきてないか
「アットホームな雰囲気で楽しく仕事をしてみませんか」
こんな言葉を事務所の求人では頻繁に見かけます。
ともすれば、人間関係が良好な(ホワイト)事務所のようにも受け取れますが、そこには落とし穴が…
面倒見が良い分の裏返し、といえなくもありませんが、精神的・時間的拘束につながることがあります。
具体的に次のような感じです。
- 自分の仕事が片付いたら、他者の仕事の分まで(過剰なまでに)手伝わされる
- こうしたことが常態化して、残業が増える(勉強に支障がでてくる)
- 土日祝日の事務所の行事に参加させられる
- 退職時期が遅くなる
こうした拘束に逆行しようとすると、あっという間に(特に所長との)人間関係が悪化してしまいます。
事あるごとに、チクチクと因縁をつけてくるというか、相手も自然とそういう反応になってしまうのです。
なお、最後に記した「退職の時期が遅くなる」ことについてですが、
早い話が、「実務を覚えたらサヨナラ、試験に合格したらサヨナラ、では寂しいではないか、義理人情を忘れないでよ(お礼奉公しなさいよ)」ということです。
「充実した研修制度」とは何ぞや?
ブラック度:★★☆☆☆
- 具体的な研修の中身について聞いてみる(一方的な講義形式は殆ど意味なし)
- 比較的若手の従業員スタッフに指導体制について聞いてみる
- 研修が土日祝日に行われていないか
上では「放置」の状態について触れましたが、それとは逆に「研修制度の充実ぶり」をうたっている事務所も多いです。
一見、これもホワイト事務所かな、と思いがちですが、実は殆ど時間の無駄だったりします。
この手の全体研修(一方通行の講義)で実務能力が担保されることは先ずありませんし、主催者側の(所長サイド)の自己満足である場合が少なくないからです。
こうした研修制度を掲げる一つの理由に、顧客向けの事務所アピールがあります。
「ウチでは(研修を通じて)業務の質を確保していますよ」なんて具合です。
もちろん、リクルート対策(人集め)の一環ということもあります。
大切なのは研修という名目や形式ではなく、その中身です。
さらに言うと、本当に必要なのは個々の仕事の中で指導できる体制が整っているかどうか。つまりOJTの実施状況です。
実務能力というのは、各人が具体的な事例に当たりながら、磨かれていくものです。
実際、個々の事案というものは、通達や解説本等にそのまま載っているとは限らず、また、白とも黒ともつかないグレーゾーン的マターだったりします。
そうした中において、(自分で徹底的に調べ、あるいは考えたうえで)丁寧に教えてもらったり、助言を受けたりすることが本当の指導といえます。
ブラック会計事務所を巡る誤解~100%完璧なホワイト事務所などない~
実は会計事務所がブラックかどうかは(概念的には別として)意外と相対的、主観的な側面があったりします。
当然のことながら(明らかなブラック事務所は別として)ブラックとホワイトの境界など存在せず、
むしろグレー事務所だらけなのが現実です。
また、勉強と仕事の両立がきつく、結果的にブラックに感じてしまったり、逆にブラックに慣れて、それが当たり前になってしまうこともあるようです。
例えば、BIG4や資産税事務所など(後述)。
業界未経験者にとってはブラックに感じることが多いですが、経験者やモチベーションが高い方でしたら、むしろ(真の意味で)成長の場と言えるでしょう。
(上でも少し触れましたが)中には「あの(ブラック)事務所に鍛えてもらったから、今の自分があるのだ!」と豪語する先生もいます。
さらに言えば、ブラック・ホワイト以前の税理士としての適性の問題もあったりします。
ですので特に未経験者の方は要注意。
実務への取り組み方も含めて最初が肝心です!
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楽な事務所はホワイト?
激務を避けたい人や試験勉強を優先したい人は、負担の少ない(タイパ優先の)職場を考えるかもしれません。
中には(繁忙期を除き)単調な仕事ばかりで楽なところもあったりします。
それこそ、給与計算やルーティーンの記帳代行、あるいは前年度と同じような書類をチャッチャと作っていくだけ。
こうした職場は負担が軽く、勉強時間も確保しやすいのですが、良いことばかりではありません。
最初から楽ばかりしていると、後々厳しかったりします。
やはり、試験勉強イコール実務ではありませんので、ある程度、実務に腰を据えて取り組むことはプロになるには必要です。
言い換えれば、一見、楽でホワイトに見えても、実質はそうではない、ということ。
どうしても試験勉強との両立に自信がないなら、まずは学生の頃に、もしくは(あまり勧めませんが)1~2年間死に物狂いで勉強して3科目ほど合格しておくのも一考です。
BIG4等の大手税理士法人は、ある意味ブラック覚悟で
自分は仕事場で気を失い、救急車で運ばれた
いきなりで恐縮ですが、複数の大手事務所経験者の口から出た言葉です。
しかも、どちらの方も誇らしげに話されます。
聞いてる側からすると違和感がある一方、気持ちが全く理解できないわけではありません。
それだけハードワークをこなすと同時に、自身の経験値となって蓄積されていくのですから。
資産税を得意とする大手事務所もココまでではですが、徹夜は決して珍しくはないようです。
つまり、BIG4等の大手税理士法人というと聞こえはいいけれど、それなりに覚悟が必要ということ。
特に国際税務や資産税は基本的に業界未経験者が最初にかかわる分野ではありません。
内容的にもあまりに特殊です。
また、税理士試験に合格していない人も慎重にしたいところ。
実務と試験勉強の両立が結構大変だからです。
一般税務と異なり年中多忙となり、事務所によっては試験直前期も勉強時間が十分とれるか不透明です。
ブラック会計事務所を避けるための対策
最後にブラック事務所を避けるための対策について触れておきます。
主なものは次の通り。
- 転職先候補の事務所ホームページをチェックする
- 事務所を見学させてもらう(できれば従業員スタッフと懇談させてもらう)
- 転職エージェントを利用する
今日では多くの事務所がHPを開設しています。
どこまで情報を公開しているかは事務所によってまちまちですが、
所長の年齢や経歴はもちろん、ブログがあれば目を通しておきましょう。所長の人柄もある程度見えてきます。
併せて(掲載があれば)事務所スタッフの構成も要チェックです。
また百聞は一見に如かずですので、事務所の様子を見学させてもらいます。
特にポイントなのは従業員スタッフの様子です。できれば、彼らと懇談できれば理想的でしょう。
そして、やはり最後の決め手となるのが転職エージェントの活用です。
これなくしては転職の成功はないと言っても過言ではありません。
今日のエージェントは、単に会計事務所についての情報提供だけではなく、
各人の適性を客観的に踏まえたうえで、それぞれに合った事務所を紹介してくれます。
ここでは会計事務所・税理士に特に強いエージェント3社を紹介しておきます。
ヒュープロ | MS-Japan | マイナビ税理士 | |
設立 | 2015 | 1990 | 1973 |
得意分野 | 会計事務所 税理士法人 | 士業全般 管理部門 | 税理士 科目別合格者 |
特徴 | 圧倒的な求人数 | 管理部門を広く扱う | 非公開求人数が多い |
主な年齢層 | 25~50歳 | 20~50代 | 20代・30代 |
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設立は比較的最近ですが、求人数が豊富なうえ(全国9,000件以上)、税理士事務所への転職サポートでは特に強みを発揮しています。
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まとめ
ブラック会計事務所の特徴をまとめておきます
- 仕事量や残業量が異常
- 給与が低すぎる
- 指導がなく放置されたまま
- 事務所内の人間関係に問題あり
- 質の悪いクライアントが多い
- 所長が感情的になりやすい
- 離職率が極端に高い
- 「成長」という言葉のワナ
- 「アットホーム」の落とし穴
- 意味のない研修制度
以上、一応の目安を挙げておきましたが、他方でブラック・ホワイトであるかは、相対的あるいは主観的な側面を伴います。
また、各人の適性やキャリアの方向性も軽視できません。
なので、今回紹介した内容を参考にしつつ、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。
自分に合ったホワイト事務所が見つかるはずです。